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アメリカでの引越しは、日本よりもハードルが低いです。

日本だと、敷金・礼金・仲介料など、引越しするとなるとだいぶんお金がかかりますよね。引越し業者も呼ばなきゃいけないし。

でも、アメリカで必要なのは、１ヶ月分の家賃とデポジット、それだけ（デポジットもだいたいは退去の際に戻ってきます）。

荷物も、よほど多くない限りは、引越し業者に頼らず自分たちで移動させます。

その分、個人間でのやりとりになることが多いです（もちろんお金に余裕がある人はエージェントを使うでもOK）。

その時に、詐欺にあいました。

美味しい話には裏がある、それを思い知った話です。

まさか、自分が詐欺に遭うなんて思っても見ませんでした。

疑い深い方だし、散々注意した結果での話ですから。

でも、詐欺に遭って感じたのは「まさか自分が詐欺に遭った」という事実に、すごくすごく落ち込みます。

It’s not your fault. という言葉にどれだけ救われたことか。

下記に、私に起こったことを書きます。

アメリカではよくある詐欺らしいので気をつけてください！

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Roommate.com というサイトを使って家を探していました。

Roommate.comは知り合いに教えてもらったサイトで、UIも使いやすいし、ちょっと課金しないとメッセージのやりとりができないので、信用性が高いかなと思って使っていました。

そこでひとりの女性、Loraという50半ばのマダムから連絡が来ました。

Westwoodという閑静な高級住宅地にある、アパートの一室を貸したいとのオファーでした。

Westwoodは、Santa MonicaとBeverly Hillsの間にある高級エリア。UCLAにも近く、安全な場所です。

今、限りなくCompton（犯罪都市でHipHopの聖地）に近いGardenaに住んでいるわたしとしては、とても魅力的な場所でした。

しかも、値段も今と変わらず、ありえないほど格安。

ジムもプールもコンシェルジュもついていました（アパートのHPがあるくらいオーガナイズされている物件）。

貸したい理由としては、婚約した相手がノースカロライナに住んでて、自分もニューヨークとノースカロライナでのビジネスが忙しくなってきたから家を空けることが多く、信頼できる人に貸したいとのこと。

妙齢だし、お金目当てで貸したいわけじゃないんだなと、解釈していました（日本人はルームメイトとしてはとても人気です、信用できるから）。

しかも敬虔なクリスチャンで、すべてのメッセージにキリスト教由来のフレーズがわんさかで、それもなんとなくわたしを信じさせる要因でした（敬虔なクリスチャンに悪い人いなそうだからｗ）。

でも、それだけだと信頼できないから、会って話して家みさせてといったら、今ノースカロライナにいて次にLAに来るのは２、３ヶ月後とのこと。１ヶ月分の家賃とデポジット（計1400ドル）を払ってくれたら、次の日に鍵を送ると。

信じてもらうための証明に、自分と旦那（Malcolum）のパスポートと旦那の免許証の裏表、偽りのないことを証明するために、旦那の免許証と旦那のツーショット写真を送ってきました。それと、現住所と旦那の電話番号。

ここまでしてくれたら、全個人情報を知ったことになるし、信じられるかなと思い、コントラクトを交わし、お金を振り込みます。

振込みの際も一悶着あって、Wire Transferがいいとのこと。

後から警察から聞いた話、Wire Transferは絶対にやっちゃだめだそうです。

ただ、わたしはすぐに送金ができなかったのでチェックを送るもすぐに届かず（その後すぐチェックは解除しました、本当に良かった）、Venmoで送金するも金額が大きすぎて返ってきて、結局銀行へ直接出向きWire Transferすることに。

その銀行(Union Bank)の日本人のBBAが本当に感じが悪く、早く手続きを終わらせたかったので、よく考えず振込みました（最初に案内してくれたアメリカ人のスタッフは感じがよかったですよ）。

送ったという証明のコピーをLoraに送り無事送金完了。

ただ、それからというものLoraと連絡が取りづらくなったため怖くなり旦那に連絡すると、すごくいい人だった。

彼が、直接わたしに会いに行って鍵を渡した方がいいとLoraに提言し、その週の日曜日に鍵を渡しにきてくれることに。

綺麗なおうちに住めるという嬉しさでいっぱいでした。引越しの準備で荷物も少しづつダンボールに詰め始めました。

また、今のルームメイトのために新しいルームメイトを紹介してあげて、全てがスムーズにいくはずでした。

相変わらずLoraとは連絡がとりずらす、その度に旦那に連絡すると、Loraは忙しいからごめんね。

今週末会えるのを楽しみにしているよとのこと。

まあ、会えればなんとかなるかとあまりマイナスに考えないようにし、日曜日を待ちます。

その前日、旦那からLoraが出張になって今週末行けなくなったから、鍵を送るように言っておくねとのこと。

ただそれからLoraとは一向に連絡がとれず、旦那もLoraと連絡が取れなくなりました。

それまでは、穏やかにやりとりしていましたが、入居日が近づいてきたのでわたしもだんだん苛立ち、問い詰めると、

I am sorry. I am frustrated by Lora too. の一点張り。

そして、自分も連絡が取れないとのこと。そしてしばらくして、

2019.10